【2019年統計】広島県・広島市の人口の転出超過数はどれくらい?

 2020年1月31日,地元メディアが一斉に以下のニュースを報道しました。

 

 

人口の転出超過数は,広島県が47都道府県で最も多い”

 

 

 

…ブログ主は,かなりのショックを受けました。

 

同時に「本当なのかな?」という疑問が浮かびました。

 

 

 

今回は,そのニュースの根拠となっている総務省の報告書を確認してみました。

 

そしてその中から,広島県・広島市に関する部分を今回まとめてみました。

人口について

はじめに,人口の考え方について整理します。

転出超過の数 = 人口減少の数 ではない

さて,ブログ主の友達は,ニュースの翌日にこのように言っていました。

 

全国の都道府県の中で,広島県って人口減少数が一番多かったらしいで!

 

広島県の人口減少数は,たしかに“多い”です。

 

でも1番ではありません。

 

今回の報道は,“ 転出超過 ”の話でした。

人口増減とは?

それでは,転出超過は人口にどのように影響しているのでしょうか?

 

人口増減の式を確認していきましょう。

 

以下の2つのファクターで成り立っています。

人口増減 = ①自然増減 + ②社会増減(転入超過or転出超過)

 

今回の報道は,上の式でいう②社会増減の話です。

 

ということで,広島県は社会減(=転出超過)の数が全国で1番となりました。

 

というのが,今回のニュースです(残念なことに変わりはありません…)。

広島県の“人口増減”の順位は?

それでは,自然増減を含めた人口増減はどのようになっているのでしょうか?

 

データは1年古いですが,同じく総務省の統計より人口減少数の多い都道府県上位5県をまとめてみました。 

 

広島県は,人口減少数が全国で18番目でした。

 

つまり,人口減少数は,それほど悪い状況ではないことがわかります(=広島県より自然減が多い県がある)。

No. 都道府県名 人口減少数 人口(2019年1月)
1 北海道 35,126人/年 5,304,413人
2 新潟県 21,982人/年 2,259,309人
3 兵庫県 19,090人/年 5,570,618人
4 福島県 18,627人/年 1,901,053人
5 静岡県 16,478人/年 3,726,537人
(18) 広島県 10,214人/年 2,838,632人

※データ:2018年1月から2019年1月までの人口減少数

広島県の社会増減(転出超過数)は?

本題にはいりまして,転出超過の数です。

今回のニュースで報道された部分も含んでいます。

2019年の転出超過数は,8,018人

広島県の転出超過数は8,018人です。

全国で1番多いです。

 

2019年に初めて転出超過数が全国一位になった広島県ですが,昨年まではどうだったのでしょうか?

2018年の転出超過数は,6,057人

2018年の転出超過数は,6,057人でした。

転出超過数の拡大幅も全国一位

もうひとつ残念なことがわかりました。

2018年から2019年にかけて,転出超過の数が1,961人拡大しました。

その拡大幅が,全国一位だそうです。

広島市の社会増減は?

ブログ主は,広島県は広島市を中心に発展していくべきと考えていまして,その発展のために人口は大事な要素だと考えています。

ということで,広島市の社会増減数についても調査してみました。

2019年の転出超過数は,1,220人

2019年の広島市の転出超過数は,1,220人でした。

 

広島市においても,転出超過の状態となっているようです。

 

それでは前年と比べてどうなっているのでしょうか?

2018年の転出超過数は,661人

2018年の広島市の転出超過数は,661人でした。

 

広島市においても,転出超過数は拡大傾向にあるようです。

主要都市・政令指定都市との比較

推計人口ベースで,1〜12位までの都市と比較してみました。

12都市の中で,人口流出が生じているのは3都市(神戸市,京都市,広島市)です。

12都市の中で,前年より人口流出が増えたのは2都市(広島市,仙台市)です。

ん〜,これからがんばってほしいです広島市。。

No. 都市名 社会増減数(転入or転出超過数) 前年からの増減
2019年 2018年
1 東京23区 +64,176人 +60,909人
2 横浜市 +10,306人 +8,187人
3 大阪市 +13,762人 +12,081人
4 名古屋市 +3,415人 +1,868人
5 札幌市 +9,812人 +8,283人
6 福岡市 +8,191人 +6,138人
7 川崎市 +10,618人 +8,342人
8 神戸市 -831人 -2,331人
9 京都市 -338人 -1,273人
10 さいたま市 +11,252人 +9,345人
11 広島市 -1,220人 -661人
12 仙台市 +1,349人 +1,979人

 

まとめ

  • 2019年は,広島県の転出超過数が8,018人で全国一
  • 同様に広島市においても転出超過の状態

 

ここをスタートとして,2020年は改善されることに期待したいです。

 

とくに広島市が,広島県の人口のダム機能としてその力を発揮してほしいです。

 

旧日新製鋼が2023年度に閉鎖されるというニュースもあり,呉市を中心に人口流出に拍車がかかることも予想されます。

 

人口流出の対応策として,雇用の創出と都市の魅力向上が必要だと思います。

 

広島県はイノベーション・ハブ・ひろしまCampsなど起業やスタートアップを後押しする活動を実施しています。重厚長大の産業に強みを持っている広島県ですが,産業構造の転換も必要と考えます。

 

また都市機能に関しては,広島市は都市再生緊急整備地域に指定されているエリアを,特定都市再生緊急整備地域に格上げしようとしています。税金面での優遇や,法律上の特例が与えられるので是非交渉がうまくいってほしいです。

 

あとは平和大通りの土地をもっと有効活用してほしいです。とりあえず,カミハチキテルを応援してみます。

 

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