本記事中にあるデータは、ブログ主が広島市ウェブサイトにて公表されているデータを抽出、あるいは抽出後に独自に変換したものです。データの正確性については一切責任を負えませんので予めご了承ください(もし誤りがございましたらご指摘ください)。
【2019年1月末時点】広島市の世帯数
広島市の世帯数は564,441
広島市ウェブサイトで公開されている統計情報によると、2019年1月末時点の広島市の世帯数は564,441です。2019年1月末時点の広島市の人口が1,196,099人なので、平均で1世帯当たり2.12人が住んでいることになります。
広島市の世帯数は毎年約1%弱のペースで増加
広島市 | 世帯数 | 増減数 | 対前年比 | 人/世帯 |
2019年1月末 | 564,441 | +4,876 | 0.87% | 2.12 |
2018年1月末 | 559,565 | +5,048 | 0.91% | 2.14 |
2017年1月末 | 554,517 | +5,248 | 0.96% | 2.15 |
2016年1月末 | 549,269 | – | – | 2.17 |
2019年1月末時点の広島市の世帯数は564,441でした 。それでは、過去からの世帯数の推移はどのようになっているのでしょうか。上記に直近3年間の世帯数を表にしました。対前年比を見ると、毎年およそ1%弱のペースで増加しています。世帯数は増加を続けていますが、増加数はやや下降傾向にあることがわかります。
一方で広島市の推計人口の対前年比は直近3年で0.7%~0.25%でした。人口増のペースに対して世帯数増のペースが高いようです。この理由の一つは核家族化が進行している(世帯数あたり人数が減っている)ということでしょうね。
上記表からも世帯数あたり人数が減少傾向にあることがわかります。2016年1月末に1世帯あたり2.17人だったのが、2019年1月末には1世帯あたり2.12人まで減少したようです。若者世代の晩婚化・非婚化、一人暮らしの高齢者の増加、などによって今後も世帯あたり人数は減少する傾向は続くのではないでしょうか。
【2019年1月末時点】広島市の区別世帯数
最も多いのは安佐南区、最も少ないのは安芸区
それでは広島市の区別に世帯数をみていきましょう。
上記のとおり世帯数が最も多いのは安佐南区、最も少ないのは安芸区です。各区の推計人口の順位に似ていますね。
つぎに世帯あたりの人数を比較してみました。
上記のとおり世帯あたり人数が最も多いのは安佐南区、最も少ないのは中区です。
以下で区別に過去3年間の世帯数の推移を見ていきますが、広島市全8区に共通した特徴があります。
それはどの区でも一貫して世帯数は増加、また世帯あたり人数は減少していることです。
それでは見ていきましょう。
【安佐南区】世帯増加数が2番目に多い/世帯あたり人数が最も高い
1.安佐南区 | 世帯数 | 世帯数増減 | 人/世帯 |
2019年1月末 | 104,421 | +1,092 | 2.34 |
2018年1月末 | 103,329 | +1,160 | 2.36 |
2017年1月末 | 102,169 | +1,205 | 2.37 |
2016年1月末 | 100,964 | – | 2.39 |
まず世帯数が最も多い安佐南区です。安佐南区は近年では最も世帯数増加が多い区でした。
ただし2018年~2019年の1年間はその増加数が下降気味で、中区に世帯増加数で抜かれています。同期間では人口増加数についても中区に抜かれてしまっています。
また、安佐南区の特徴としては広島市8区の中で世帯数あたり人数が最も多いことです。
【西区】世帯数あたり人数が2番目に少ない
2.西区 | 世帯数 | 世帯数増減 | 人/世帯 |
2019年1月末 | 94,093 | +572 | 2.02 |
2018年1月末 | 93,521 | +721 | 2.03 |
2017年1月末 | 92,800 | +1,086 | 2.05 |
2016年1月末 | 91,714 | 2.07 |
世帯数が2番目に多い西区です。
世帯数は引き続き増加していますが、その増加数は減少しています。
また世帯数あたり人数が中区の次に少ない(南区とは同率)ですね。
【中区】世帯増加数が最も高い/世帯当たり人数が最も低い
3.中区 | 世帯数 | 世帯数増減 | 人/世帯 |
2019年1月末 | 76,457 | +1,108 | 1.75 |
2018年1月末 | 75,349 | +908 | 1.76 |
2017年1月末 | 74,441 | +1,087 | 1.77 |
2016年1月末 | 73,354 | 1.78 |
中区は非常に特徴的です。
まずは2018年1月末~2019年1月末の直近1年間で世帯増加数が8区の中で最も高いです。
また世帯当たり人数は最も低いようです。
広島市の中心地とも言える中区は2019年1月末現在で世帯数当たり人数が1.75です。一人暮らしの世帯が集中しやすい環境ですね。
【南区】世帯数あたり人数が2番目に少ない
4.南区 | 世帯数 | 世帯数増減 | 人/世帯 |
2019年1月末 | 70,384 | +496 | 2.02 |
2018年1月末 | +69,888 | +738 | 2.04 |
2017年1月末 | 69,150 | +212 | 2.05 |
2016年1月末 | 68,938 | 2.05 |
南区は西区とよく似ていますね。
世帯数あたり人数が中区の次に少ない(西区と同率)ですね。
【安佐北区】人口減少が最も激しい同区も、世帯数では増加中
5.安佐北区 | 世帯数 | 世帯数増減 | 人/世帯 |
2019年1月末 | 65,777 | +323 | 2.21 |
2018年1月末 | 65,454 | +194 | 2.24 |
2017年1月末 | 65,260 | +174 | 2.26 |
2016年1月末 | 65,086 | 2.28 |
安佐北区も印象的です。先日の記事のとおり安佐北区は毎年1千人程度の人口減が生じていました。
一方で世帯数は増加しているようです。
【佐伯区】世帯増加数は3番目に多い
6.佐伯区 | 世帯数 | 世帯数増減 | 人/世帯 |
2019年1月末 | 61,355 | +827 | 2.27 |
2018年1月末 | 60,528 | +637 | 2.29 |
2017年1月末 | 59,891 | +731 | 2.31 |
2016年1月末 | 59,160 | 2.33 |
佐伯区の特徴としては、世帯増加数が3番目に高いことです。
【東区】人口減少に入った同区も、世帯数は増加
7.東区 | 世帯数 | 世帯数増減 | 人/世帯 |
2019年1月末 | 56,366 | +331 | 2.14 |
2018年1月末 | 56,035 | +493 | 2.16 |
2017年1月末 | 55,542 | +401 | 2.18 |
2016年1月末 | 55,141 | 2.19 |
東区は直近2年間は人口減少していました。一方で世帯数は増加しているようです。
比較的、世帯当たり人数も少ないですね。
【安芸区】人口減少が続く同区も、世帯数は増加中
8.安芸区 | 世帯数 | 世帯数増減 | 人/世帯 |
2019年1月末 | 35,588 | +127 | 2.25 |
2018年1月末 | 35,461 | +197 | 2.27 |
2017年1月末 | 35,264 | +352 | 2.29 |
2016年1月末 | 34,912 | 2.32 |
安芸区は人口減少が続いていますが、世帯数は増加しているようです。
まとめ
当記事の内容を以下にまとめました。
- 2019年1月末時点の広島市の世帯数は564,441世帯
- 1世帯あたり人数は平均で2.12人
- 広島市全8区はどの区でも世帯数は増加傾向
- 世帯数が最も多いのは安佐南区で10,4421世帯、最も少ないのは安芸区で35,588世帯
- 広島市全8区はどの区においても世帯当たり人数は減少傾向
- 2019年1月末現在世帯あたり人数が最も多い区は安佐南区で2.34人/世帯、最も少ない区は中区で1.75人/世帯
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