本記事中にあるデータは、ブログ主が広島県ウェブサイトにて公表されているデータを抽出、あるいは抽出後に独自に変換したものです。データの正確性については一切責任を負えませんので予めご了承ください(もし誤りがございましたらご指摘ください)。
【2019年1月1日時点】広島市の外国人推計人口
広島市の外国人推計人口は17,317人
広島県ウェブサイトで公開されている統計情報によると、2019年1月1日時点の広島市の外国人推計人口は17,317人です。
2019年1月1日時点の広島県の外国人の推計人口が45,748人なので、広島県の外国人のうち38%が広島市に集中していることになります。
ちなみに広島県の推計人口に占める広島市の推計人口の割合が43%でした。このことから広島県に住む外国人は広島市に偏っていないことがわかります。
つぎに広島市の区毎に外国人の人口をみていきましょう。どの区に外国人の方は多いのでしょうか。
外国人の人口が最も多い区は西区3,970人、最も少ない区は佐伯区917人
上記のとおり外国人の人口が最も多いのは西区、最も少ないのは佐伯区です。日本人も含めた広島市の全体人口とは順位が多少異なってますね。日本人も含めた場合では人口が最も多いのは安佐南区、最も少ないのは安芸区でした。
人口についての詳細はこちらでご確認ください↓
広島市に占める外国人の比率はおよそ1.44%
それでは、広島市の推計人口のうち、外国人の割合はどれくらいでしょうか。下記の通り過去3年間の推移を表にしました。
広島市 | 人口計 | 外国人人口 | 外国人比率 |
2019年1月 | 1,199,552人 | 17,317人 | 1.44% |
2018年1月 | 1,198,732人 | 16,374人 | 1.37% |
2017年1月 | 1,197,262人 | 15,346人 | 1.28% |
2016年1月 | 1,194,435人 | 14,601人 | 1.22% |
こちらを見ると、徐々にではありますが毎年推計人口に占める外国人の割合が上昇し、2019年1月1日現在では外国人比率は1.44%です。
つづいて広島市の区毎に外国人比率をみていきましょう。
外国人の割合が最も多い区は中区2.72%、最も低いのは佐伯区0.66%
上記のとおり外国人の比率が最も高いのは中区、最も低いのは佐伯区です。中区と佐伯区では4倍以上の差がありますね。区によって外国人の人口比率は大きく異なるようです。
広島市の外国人推計人口と過去3年の推移
それでは、過去からの人口増減はどのようになっているのでしょうか。
広島市の外国人増加率は年率5%超
広島市 | 外国人人口 | 増加数 | 前年比増加率 |
2019年1月 | 17,317人 | +943 | 5.8% |
2018年1月 | 16,374人 | +1,028 | 6.7% |
2017年1月 | 15,346人 | +745 | 5.1% |
2016年1月 | 14,601人 | – | – |
上記に直近3年間の人口推移を表にしました。こちらを見ると、広島市の外国人推計人口は増加を続けているようです。外国人の増加傾向は広島市だけでなく全国的に都市部に見られる傾向の様です。
驚くべきはその増加率です、外国人の増加率は近年5%を超えるようです。外国人の交流人口(外国人観光客)がここ5年程度で急増していることはよく報道されていますが、一方で居住人口もそれなりの勢いで増加していることがわかります。
広島市各区の外国人推計人口と過去3年間の推移
つぎに広島市の各区毎に外国人の推計人口の推移をくらべてみましょう。
広島市8区全てで外国人の人口増加中
1.西区 | 外国人 | 増加数 | 増加率 |
2019年1月 | 3,970 | +69 | +4.4% |
2018年1月 | 3,901 | +283 | +18.0% |
2017年1月 | 3,618 | +261 | +16.6% |
2016年1月 | 3,357 |
2.中区 | 外国人 | 増加数 | 増加率 |
2019年1月 | 3,820 | +91 | +5.8% |
2018年1月 | 3,729 | +181 | +11.5% |
2017年1月 | 3,548 | +137 | +8.7% |
2016年1月 | 3,411 |
3.安佐南区 | 外国人 | 増加数 | 増加率 |
2019年1月 | 1,949 | +143 | +9.1% |
2018年1月 | 1,806 | +135 | +8.6% |
2017年1月 | 1,671 | +96 | +6.1% |
2016年1月 | 1,575 |
4.南区 | 外国人 | 増加数 | 増加率 |
2019年1月 | 1,879 | +154 | +9.8% |
2018年1月 | 1,725 | +45 | +2.9% |
2017年1月 | 1,680 | +97 | +6.2% |
2016年1月 | 1,583 |
5.東区 | 外国人 | 増加数 | 増加率 |
2019年1月 | 1,743 | +96 | +6.1% |
2018年1月 | 1,647 | +48 | +3.0% |
2017年1月 | 1,599 | +71 | +4.5% |
2016年1月 | 1,528 |
6.安佐北区 | 外国人 | 増加数 | 増加率 |
2019年1月 | 1,727 | +173 | +11.0% |
2018年1月 | 1,554 | +151 | +9.6% |
2017年1月 | 1,403 | +20 | +1.3% |
2016年1月 | 1,383 |
7.安芸区 | 外国人 | 増加数 | 増加率 |
2019年1月 | 1,312 | +119 | +7.6% |
2018年1月 | 1,193 | +127 | +8.1% |
2017年1月 | 1,066 | +30 | +1.9% |
2016年1月 | 1,036 |
8.佐伯区 | 外国人 | 増加数 | 増加率 |
2019年1月 | 917 | +98 | +6.2% |
2018年1月 | 819 | +58 | +3.7% |
2017年1月 | 761 | +33 | +2.1% |
2016年1月 | 728 |
広島市の全ての区で外国人の人口は増加していますね。
2018年1月~2019年1月の間に増加率が最も高かったのは安佐北区、最も低かったのは西区です。
2018年1月~2019年1月の間に増加数が最も多かったのは安佐北区、最も少なかったのは西区です。
これは意外な結果ですね。安佐北区は人口自体は約1千人/年で減少していましたが、外国人の人口増加は最も高いということのようです。
さらに西区は外国人の人口数で広島市1位ですが、直近1年は外国人の人口の伸びが低くなっているようです。
まとめ
当記事の内容を以下にまとめました。
- 2019年1月1日時点の広島市の外国人推計人口は 17,317人です。
- 2019年1月1日現在の広島市の推計人口(日本人、外国人合計)に占める割合はおよそ1.44%です。
- 近年、広島市の外国人推計人口は年率5%を超える勢いで増加しています。
- 広島市8区全ての区で外国人の人口は増加しています。
◎広島市の外国人の人口に続いて、広島市に住む国籍別の外国人の人口についてご興味のある方はこちらへどうぞ↓
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